危険日の計算方法を知っていますか?危険日を計算するのは大切ですが、それだけに頼りすぎていませんか?
危険日と聞くと何を思い浮かべるでしょうか。カップルや夫婦であれば妊娠しやすい日のことを考えることが多いのではないでしょうか。妊娠を望まないカップルや夫婦にとって危険日の計算はとても大切になります。排卵は生理の約2週間前からと言われています。毎月の生理がほぼ周期を守ってくる女性であれば排卵期の予測もしやすいのですが、生理不順の方は危険日の計算は難しくなります。オギノ式での危険日の計算方法をご存知でしょうか。生理が規則的にくる方で、30日に1度の生理の場合、次の生理の計算はほぼ予測できますよね。その生理予定日の12日から16日前が排卵日ということになります。次の生理予定日から逆算して11日〜19日前は危険日ということになるのです。しかしこのオギノ式というのは予測から危険日を計算するものですので安全性は高くないと言わざるおえないかもしれません。
基礎体温を毎日測っている女性も少なくないと思います。基礎体温と危険日の関係はどうなのでしょうか。そもそも基礎体温とは何でしょう。簡単に説明すると基礎体温とは人が最も安静にしている状態のときの体温のことです。ゆえに基礎体温は朝起きた時に体を起こす前に測るのが普通です。睡眠時間は最低でも4時間から5時間くらいあったほうがよいでしょう。基礎体温を数ヶ月測ってみるとわかりますが、基礎体温には低温期と高温期があります。生理がはじまる日くらいから低温期に入り排卵日の次の日くらいからじょじょに高温期に入っていきます。高温期に入ってから4日目以降から次の生理日までが安全日とされています。低温期の中でもガクっと基礎体温の下がる日があります。ここが排卵日で最も妊娠しやすい危険日ということになるのですが、体温というのは体調によっても変動しやすいですし、生理が不順な方は基礎体温での危険日予測は難しくなります。基礎体温で危険日を予測するのも安全性が高いとは言いにくいようです。
妊娠を望まないカップルや夫婦にとって避妊はとても大切です。避妊と危険日について考えてみましょう。危険日を基礎体温から予測する方法、オギノ式で危険日を計算する方法など妊娠しやすい日を予測する方法はいろいろあるようですが、正直絶対的な安全性という面では基礎体温もオギノ式も頼りきるのは危険といえるでしょう。それよりも避妊具を利用するほうがより安全だと思います。最も利用されている避妊具はコンドームだと思いますが、コンドーム=男性というイメージが強いでしょう。しかし今では女性用コンドームというものもあります。男性に言い出しにくい方や、自分からしっかり避妊したい方は女性用コンドームを利用するのもよいのではないでしょうか。大切な相手を守るためにもお互いに避妊に気を使うことは大切です。注意しなくてはいけないこととして、男性用コンドームと女性用コンドームの併用はできませんので気をつけましょう。